店舗開店前の改装工事の様子です。
建物のオーナー様のご厚意により、大幅な改装工事を行わせていただきました。
築35年　木造モルタル造り・屋根瓦葺きになります。
今までは、飲食店として貸し出されていた物件をお借りして、事務所として使用出来る様に改装致しました。

２部屋あった個室の畳がへたってしまっていたので、畳を撤去し板張りの上にフローリング柄のクッションフロアーを貼り、壁の色も一新し和モダンなお部屋へ変更しました。

お手洗いは室内に段差があって、土間とタイル張りの昔ながらの状態でした。
段差解消の為に床を上げてバリアフリーに直し、壁紙を新しくし一般的な洋風のイメージへ変更致しました。
また、夏・冬の来客用としてトイレの室内にプラズマクラスターエアコンも設置しておりますので、快適にご使用いただけるかと存じます。

作業場のデスクワーク用の机としての機能を持たせた6.0ｍのカウンターとそのカウンターの上に同じような6.0ｍの棚を大工さんに造作してもらいましたので、ワークスペースとしての使い勝手が格段に良くなりました。
各個人のデスクを置いてしまうと事務所感がありすぎてあまりこの店舗には相応しくないような気がしていた為、喫茶店のカウンターの様なイメージに近付ける様に仕上げて下さった大工さんに感謝です。

工事の途中で和室の床下にシロアリの被害を見つけましたので、オーナー様と協議して防蟻処置と被害箇所の床の解体・新規造作を行いました。
築３０年以上のベタ基礎未設置の建物にはよくある事ですが、床を開けないと分からない場合も多いので、被害を防ぐ為に築２０年を過ぎた頃からは、皆様も防蟻処置は５年に一回を目安に行うようにしましょう。

外壁の方も最近の地震の影響でひび割れが多く発生しており、すでに塗装が必要な状態でした。
ひび割れは、ビルの割れ補修で使われる弾性エポキシ樹脂を注入しております。
エポキシ樹脂は劣化が起こりにくく長期に亘りひび割れの再発を防ぐことが出来る為、ビルのメンテナンスで普通に使われている工法です。
ひび割れの補修を行った上から、モルタル壁に合った透湿性シリコン樹脂塗料を塗布し、最後に今のお車にも使われているコーティング剤をかけてあげる４回塗りで仕上げてみましたので、予想耐久年数が２０年ほどになりました。
今のお車が１０年以上経っても色褪せや錆が出ないのは、このコーティング（紫外線100％カット機能付き）が世の中に出回ったおかげです。
このコーティング剤が建物にも使えるようになったので、今後主流の塗装になってくるかと存じます。

この様な工事を経て、無事に開業を迎えられましたのも凄腕の職人さんたちのおかげです。
これからも凄腕の職人さんたちと共に、皆様のお役に立てるよう邁進して行きたいと存じます。
今後とも、宜しくお願い申し上げます。

リフォーム・塗装工事専門店株式会社　高橋